製薬・医薬品
元素分析/相分析から分子構造解明まで
医学、バイオテクノロジーおよび薬理学において、創薬とは、薬物を発見し設計するプロセスです。 最近まで、ほとんどの薬は伝統的な治療法から有効成分を特定することによって、あるいは偶然の発見によって発見されてきました。 これに対し、いわゆる「合理的ドラッグデザイン」を用いた新しいアプローチは、疾患および感染が分子的および生理学的レベルでどのように制御されているかを理解し、この知識に基づいて特定の実体をターゲットにするというものです。 この重要な分野、高分子および低分子構造決定のための単結晶回折計の開発において、リガクは最先端であり続けているといえます。 リガクの製品は、結晶の回折によるスクリーニングや高解像度データ収集システムから3D構造精密化およびイメージングソフトウェアまで多岐にわたります。

医薬品ライフサイクル
各フェーズにおけるアプリケーション事例やおすすめの製品についてご紹介します。

創薬研究
リガクは、創薬プロセスを促進するための様々な手法、装置、およびソフトウェアを提供しています。タンパク質の結晶化キットやスクリーニングから、タンパク質や低分子結晶構造のハイスループットな評価まで、リガクが先導しています。リガクは、革新的な小角X線散乱(SAXS)システムにより自動化されたタンパク質分析と、低分子分析向けの独自のPDF法により、創薬の未来を支えています。
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プレフォーミュレーション
創薬、設計、開発、および製剤プロセスの多くの側面を、構造情報を与えるX線回折技術、分子情報を与える分光学的技術、元素情報を与える蛍光X線分析技術、および相情報を与える熱分析技術など様々な分析手法が支えています。
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フォーミュレーション
製剤開発は、ターゲット製品の性能への多くの潜在的なパスと途中で多くの潜在的な落とし穴を持つ複雑な作業です。リガクは、様々な分析機器と経験を以て、お客様が複雑さの中を進んでいく手助けをいたします。原子純度から分子の同一性・構造/微細構造、および結晶相の挙動まで、リガクは製剤科学者向けに独自のソリューションをご提供いたします。
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医薬品製造・品質管理
医薬品の一貫性と品質を確保するために、リガクは、多成分配合と製品の特性に適した分析技術を広く提供しています。蛍光、分光法、およびファンダメンタルパラメーター定量法とケモメトリックスを組み合わせた回折法など直交分析技術を用いることで、混合と成分の均一性を、誘発された固体形態の変化と共に監視するのに役立ちます。X線CT顕微鏡を用いると、最終的な投薬形態の3D微細構造を医薬同等性のベンチマークとして使用し、溶解挙動と治療効果に関連づけることができます。
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ここでは、医薬品分析の一般的なアプリケーションをご覧いただけます。
結晶多形
多形スクリーニングは、活性分子に対して、存在し得る別個の結晶形、水和物/溶媒和物、および共結晶を同定し、それらの熱力学的相互関係を決定するために必要です。リガクは、カスタマイズ可能な回折、分光、熱分析システムを幅広く提供し、省略された包括的なスクリーンに匹敵する性能を備えています。

アプリケーションノート
応用例から分析目的に合った手法をご検討いただけます。
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XRF3071 - NEX CG II による 医薬品の微量不純物の分析
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XRD1002 - 固体医薬品の評価法② ~非晶質の有無を調べる~
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XRD1001 - 固体医薬品の評価法① ~原薬の結晶形の種類を調べる~ (結晶多形の存在が既知の場合のアプローチ)
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TA-6019 - 市販医薬品の比較分析:PartⅡ
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TA-6017 - アセチルサリチル酸の加熱挙動と速度論的解析
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TA-6006 - 市販医薬品の加熱挙動の分析
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TA-6005 - 市販医薬品の比較分析
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RAD006 - 医薬品添加剤の同定
おすすめの製品
多くの製品が製薬・医薬品の分野で使われています。おさがしのものは見つかりましたか?見つからない場合は、「製品をさがす」をお試しください。